マイクロソフト社 の Internet Explorer に脆弱性が見つかり、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンを制御され、様々な被害が発生する可能性がある、というニュースが流れ、騒ぎになりましたが、5月2日にはマイクロソフト社より、更新プログラムが出され、騒ぎが一段落しました。
今回はサポートが切れたばかりのWindowsXP用の更新プログラムも出されました。
この更新プログラムは「ほとんどのお客様は自動更新を有効にしていて、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。」となっていますが、Windows Updateで自動更新する設定になっている場合でも、自動更新されないこともあるようです。
一度確認してみてください。Internet Explorerのバージョンで更新プログラムが入っているかどうかを確認することができます。
- Internet Explorerを起動します。
- 「ヘルプ」→「バージョン情報」をクリックします。
(「ヘルプ」メニューが見つからない場合は、「Alt」キーを押してみてください。出てくると思います)
- バージョン情報の中の「更新バージョン」を確認してください。下記の場合には(KB2936068)になっている部分です。
- (KB2964358)か(KB2964444)になっていれば大丈夫ですが、詳しくは、ご自分のOSとInternet Explorerのバージョン(上記の場合はExplorer9)から以下のURLでどの更新バージョンが入っていなければいけないかを確認してください。
https://technet.microsoft.com/library/security/ms14-021
Internet Explorerって何?という人が結構いる、という記事を新聞で読みましたが、Internet Explorerはいろいろなホームページを見るための「ブラウザ」というソフトで、Windowsには最初から用意されているものです。いつもホームページを見ている画面で青色のeアイコンが表示されていればInternet Exploreだと思います。
Windows Updateで重要な更新プログラムがきちんとインストールされているかは「コントロールパネル」→「プログラム」→「インストールされた更新プログラムを表示」で表示されます。
左上の検索窓に更新プログラムに「KB2964358」などを入力すると、インストールされていれば表示されます。
5/2以降、日数がたって違うバージョンの更新プログラムがあてられた場合、バージョン情報に書かれている更新プログラムの番号は違う内容になります。これはインストールされていたのかな、というようなときには、WindowsUpdateの履歴で確認してください。
追記
KB2964358 は KB2953522 に置き換えられるため、KB2953522 が適用されていれば、「マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2963983」 の脆弱性に対処できていると考えて大丈夫だそうです。